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ロボットが変える働き方の未来を見てきました

東京ビッグサイトで開催されていた「ロボデックス展」を見学してきました。あまり時間がなかったので、サービスロボットゾーンの展示を中心に回りました。サービスロボットから、働き方改革のヒントが得られないかと考えたからです。

サービスロボットの展示から、各社の課題解決の方向性がいくつかにカテゴライズできると思いました。ひとつ目は「人の代替」を狙ったものです。人口減少などを背景とした人手不足に対して、ロボットに代わりに作業させるもの。展示では、くうかんなどのお掃除ロボット(ルンバの産業版をイメージしてください)がありました。

次のカテゴリは、人の持つ一部の機能の性能を高めることで「人の作業のアシスト」を狙ったものです。例えば、人が装着することで力仕事を楽にするもの、立ちっぱなしの作業を補助するものなど。これらは、人の作業負荷を軽減するものと言えます。展示では、German Bionicや株式会社ダイドー、NITTOなど。

同じく人の機能・性能を高めるものとして、本来の人間が持っている能力だけではできなかったことをITの力によって可能にするものがあります。離れた場所からの遠隔操作や作業指示などがこれに当たります。展示だと、クラウドマインズのAI搭載ヘルメットなどがありました。

最後がコミュニケーションロボット。人の代わりをするという点では、最初の「人の代替」と似ていますが、目的は人の癒しです。展示では、VAIO社のデモなど。労働力の代替では姿形は機械のままで構わないのですが、コミュニケーションでは、ロボットの容姿や応答の音声などが重要な要素を占めるようになります。

私が今回特に印象に残ったのは、株式会社ダイドーの作業補助 TASK ARと、NITTOのarchelis(アルケリス)でした。いずれも、想定する利用者を明確にして提供機能を絞り込むことで、多くの人が利用可能な価格で提供している印象を受けました。写真は、ダイドーのTASK ARですが、建設業の作業や農業の作業のように腕を長時間上げ続ける作業をアシストしてくれます。価格は、他の作業アシストの展示品の約1/10程度。実際に装着させてもらいましたが、思った以上に軽く、電気を使っていないので場所を選ばずに使えると感じました。

今後のロボットやITの活用により、より多くの人の働き方が変わっていく未来を感じることができる展示会でした。

(TASK ARを装着した写真を追加しました)