経営・診断

Will-Can-Mustのフレームワークは自己分析に最適

先日、Will-Can-Must研修を受講する機会がありました。Willとは「やりたいこと」、Canとは「できること」、Mustとは「やるべきこと」を表します。それぞれを円で表現したときに、Will-Can-Mustの3つがバランスよく重なることで内発的動機付けがなされ、仕事へのモチベーションがあがる。一方、その状態がしばらく続くとできることが大きくなり、自己成長が感じられなくなってくるので、チャレンジングなMustを設定することで再度成長していくことを繰り返すことが重要であると理解しました。

部下のWillを引き出して、Canを見ながらMustを設定していくことで、組織としてよりパフォーマンスが発揮できるようにというのが研修の直接の主旨でしたが、私は、むしろ自己分析のフレームワークとして有効に使えると感じました。

最初にWillを言葉にしていきますが、自分のWillをあまり考えたことがない方も多く、難しく感じるだろうと思います。日本の組織では、仕事(Must)が与えられることが多いので、Mustに合わせてCanを開発してきた人が多いのではないかと思います。自分はどうなりたいのか、何をなしたいのかを考えるだけでも価値があると思います。

CanとMustは比較的出しやすいのではないかと想像します。感覚的でよいので、Will、Can、Mustのそれぞれの円の大きさと重なり具合を描いてみると、今の自分がなぜ充実感を感じているのか(またはなぜ不安を感じているのか)に、納得感があるのではないかと思います。

Willを考える際には、今の仕事に囚われることなく、プライベートも含めてどうありたいかを考えることも重要かと思います。会社依存の自分を見つめ直すよい機会になりますし、より広く考えることで、制約が減ることで、自分にとってより「幸せな働き方」への可能性が広がると考えます。

Willを描ければ、能動的に自分の能力開発をしていくことでCanを広げることができます。さらに言えば、その先は、Mustも与えられるものではなく、自分で作り出していくものであることに気がつくことになるでしょう。年齢や、今までの体験、現在の置かれている立場など、人によって状況はさまざまで感じることは違うと思いますが、だからこそ、自己分析のフレームワークとして有効であると感じています。