経営・診断

経営者が業績数字を見るときに絶対に必要なこと

経営者が業績数字を見るときに、絶対に必要なことは何でしょうか。ひとつひとつの事例は異なるでしょうが、抽象度をあげて言えば、根本は二つだと考えています。一つ目は「分類する」こと。二つ目は「比較する」ことです。

分類する

異なる形態の事業を持っているのであれば、それぞれを分けて考えることが絶対に必要になります。異なる事業が混在した場合、数字が事業の実態を表さなくなってしまうからです。異なる事業とは、儲け方が異なる、販売チャネルが異なる、自社が提供できることが異なる、事業を行うためのコスト構造が異なる、などさまざまな観点があります。まず、自社にある事業をどのような”かたまり”で見るべきか、よく検討することが必要なのです。

比較する

次にするべきは比較することです。市場との比較では、自社事業の成長が市場成長をキャッチアップできているか確認します。競合との比較では、自社が競合に勝つためのコアを明らかにします。さらに忘れてはならないのは、自社の過去との比較です。同じ事業であれば、過去実績のトレンドは将来を予測する助けになります。以前に計画した予算と実績との比較は、軌道修正するために欠かせません。経営観点で業績数字を見るということは、比較することに他ならないのです。

ここでお気づきでしょうか。比較するためには、土俵を揃えなければなりません。つまり、分類ができて、初めて比較ができるということなのです。分類する観点を決めるという行為は、経営者が何を事業の切り口として考えているかを明確にすることにつながります。「分類する」ことこそが、経営の要諦となります。自社の事業の分類にトライしてみたい方は、お問合せください。