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レシートを1枚10円で買い取るアプリ「ONE」

レシートを1枚10円で買い取るアプリ「ONE」が話題になっています。ざっくり言うと、ごみとして捨てていたレシートをスマホで撮影して送信すると1枚10円で買い取ってくれるというもの(ただし、1日に送信できる枚数に制限があります)。サービス開始からネットで話題になったこともあり、予想を超えてレシートが送られ、買い取り額が膨らんで一旦サービスを停止したようです。

買い取ったレシートは、匿名データ化して企業にマーケティング用データとして販売するビジネスモデルを想定していたようですね。収集したデータの買い手の目処がついているのであれば、秀逸なビジネスモデルだと思います。普段、皆が価値のないものとみなしていたデータに付加価値をつけることができる、という目からうろこの発想です。サービス停止時点で、約24.5万枚が送られたとのことですが、データ量としてはまだそれほど多くないと思うので、顧客が決まっていない状態でのスタートだったのでしょうか。

買取価格10円/枚は少し高すぎたのかもしれません。おそらく、1円でも十分な量が集まったのでしょう。しかし、それもやってみて初めてわかることですので、新しいビジネスへのチャレンジに敬意を表したいと思います。今回の露出でかなり知名度があがりましたし、どうビジネスモデルを練り直して再開するのか注目でもあります。

このモデルは、需要と供給のバランスをいかにとるかがポイントですね。広報による集客と儲けるための回収エンジンをいかに設計するか、という問題でもあります。しかし、お金は人を動かす動機付けとして非常に強力であることを見せつけられた騒動でもあります。それはそれで「どうなのかな..」とも感じなくもありません。