経営・診断

仕事十則(その三)

元アサヒビール名誉会長の樋口廣太郎氏の「仕事十則」の(その三)は、「生きた金は使え。死に金を使うな。」です。

投資の見極めのお話ですね。将来に価値を生み出すための投資は生きた金になります。設備投資をして生産力を高めるケースもあるでしょう。社員の育成のために投資することで、育った社員が会社の売上を上げてくれるケースもありますね。自己投資もよいでしょう。販売促進にお金を使うこともあります。顧客や取引先に譲ることで、自社のファンや大切なパートナーになることもあるかもしれません。

逆に、死に金はどんなケースがあるでしょうか。効果がないムダ金ということですね。過剰な設備の自社ビルの建設などでしょうか(あくまで例です。自社ビルが生き金のケースもありますので、念のため)。

生き金と死に金は、一律に定義することはできません。自社が置かれている環境によって、その使い道が生き金になるのか、死に金になるのかが変わります。投資判断は、経営判断のうちでも、高度で重要性の高いものです。投資をする際に、それは自社の将来に向けて生きたお金になるのかを、よく考えて決断してください。

生きた金は使え。死に金を使うな。