経営・診断

脳内ポイズンベリー

少し堅いお話が続いたので、本日は映画のお話です。先日、「脳内ポイズンベリー」という映画を観ました。存じ上げませんでしたが、原作のコミックがあるのですね。

主人公の女性が恋愛をめぐり、どのようなことを考え行動しているのかを描いています。頭の中で、「理性」「ポジティブ」「ネガティブ」「衝動」「記憶」という5つの思考が擬人化され、会議を行って次の行動を決めていきます。同じ事象に対して、それぞれの思考が主張することは違うので会議が紛糾するところは、現実の会議と同じです。

この脳内会議、明示的に意識してはいないかもしれませんが、どなたも決断をする際に多かれ少なかれ実施しているのではないでしょうか。人間、かならずしも冷静な判断ですべてを決められるわけではありません。人間は感情の生き物です。しかも、ケースによってポジティブな感情が勝ったり、ネガティブな感情が勝ったりします。インプットが同じでも、アウトプットが変わるのですね。ここが機械との違いです。

論理だけで動かないことで失敗することもあるかもしれませんが、必ずしも悪いことばかりではありません。感情によって今までとは異なる決断をすることで、新しい一歩を踏み出すきっかけになった、というのは、誰しも経験があることではないでしょうか。

以前、友人から物事を決める際には、頭の中で「みんな集まれ~」と集合をかけて脳内会議をやっている、という話を聞き、面白いことを考える人だな、と思った記憶がありますが、いろいろな側面から検討を重ねるという点では、ある意味、合理的なのかもしれません。皆さんも経営判断を迫られる場面など、脳内会議を開催してみてはいかがでしょうか。