経営・診断

逆走台風

この度の台風の被害にあわれた地域の方々には、心よりお見舞い申し上げます。

さて、台風12号の動きには驚かされました。普通の台風は、日本に上陸すると西から東に進みますが、台風12号は関東に上陸し東から西へと逆走しました。

東から西へと日本を横切るコースは観測史上初めてとのことですが、この異例のコースは魔法でも妖術でもありません。新聞を見ると、「寒冷低気圧の空気の流れに乗ったり、日本の北に張り出す気圧に北上を阻まれたりするなどの要因が重なった」とあります。なぜ逆走したのか理屈があるということですね。

経営していても、ある時、突然いままでと違う逆風が吹くことがあります。普段は、今までの商売の延長でどのように外部環境が変わり自社はどのように対応すればよいかを経験則から直観で判断できます。しかし、技術革新だったり円高だったり、理由はさまざまですが、普段とは異なる外部環境になることがあります。その際に、市場が普段とは異なる動きをしていることに気づき、柔軟な対応を考えることが必要です。

市場は気象ほど動きの理由が解明されているわけではありませんが、何らかの予兆はありますし、異例の動きをする理由もどこかにあります。市場の動向・顧客の動向に気を配り、普段と異なる動きを察知したら先を読んで先手を打つ。変化への柔軟な対応が必要ということですね。