経営・診断

メンタルヘルスを整えよう(職場編)

労働安全衛生法の一部改正を受け、平成27年12月にストレスチェック制度が施行されました。ストレスの高い現代において、職場で高いストレスを抱える人を見つけ、メンタルの不調を未然に防止し、より働きやすく健康的な職場に改善することが目的です。筆者は、いわゆるうつ病と呼ばれるメンタル不調を抱える部下を持ったことが何度かあります。かつて、非常に優秀だった人が、その力を発揮できずに苦しんでいる場面を見てきました。メンタルヘルス不調者を作ることは会社にとって大きな損失になります。メンタルヘルス不調の予防には、職場全体で取り組むことが有効です。実際にストレスチェックを行い、結果が良好だった職場はどのようなことを行っているのかを調査したところ、次のような行動が見られました。

〇情報を共有する
上司が忙しく情報が担当者に降りてこない、という事象はしばしば起こります。ストレスの低い職場では、定期的に情報共有の会議を開いて、現在行っている業務の内容をお互いに報告したり、問題点の相談をしたりしていました。

〇職場内のコミュニケーションを増やす
職場のリーダーによって職場の雰囲気は変わります。リーダーが部下の様子を気にかけ、疲れているときには声をかけたり仕事量の調節をしたりしている職場ではストレスが低い傾向が見られました。

〇あいさつ運動を行う
コミュニケーションの基本は「あいさつ」です。筆者の職場では「お・あ・し・す運動」という名前であいさつ運動を実施していました。「おはようございます」「ありがとうございました」「失礼します」「素晴らしいですね」と声かけをするだけで、自然に笑顔と元気になる効果があります。

〇別のチームのメンバーと交流する
会社の中で、複数チームに分かれて仕事をすることはよくあります。通常は、専門の業務をもってチーム内で仕事をしていますが、業務外の催しなどで普段とは違うチームのメンバーと交流を持っている職場では、ストレスが低い傾向が見られました。

このように効果をあげている事例を取り入れましょう。施策の検討、お手伝い致します。