経営・診断

メンタルヘルスを整えよう(個人編)

職場での取り組みも大切ですが、メンタル不調の予防には個人の行動も重要です。経験からも言えることですが、長時間の労働が続く中、責任感を持って仕事をしている間は精神力で自分を支えていられます。それが限度を超えたり、無駄だったと感じたりすると、溜まっていたストレスが一気に押し寄せてきます。また、職種が変わったときも、メンタル不調になりがちなタイミングです。本章では、経験から学んだ、いくつかの対処法をご紹介します。

〇過去の自分にとらわれない
職場が変わり仕事が変わったり、昇進などで立場が変わったりすると、今までの能力では対処できない状況になります。一時的に、今までの仕事ほどには、高効率・高品質には仕事ができず、有能感や承認欲求が満たされなくなりがちです。過去の自分にとらわれず、自分が新人であることを受け入れることが必要です。

〇不調を感じた時には専門家に相談
症状が軽いうちに専門家に相談し、必要であれば処方薬を出してもらうことで早く回復することができます。一般の人にとってメンタルクリニックに行くことは抵抗があるかもしれませんが、初動が早ければ早いほど有効です。

〇嫌なことは無理にやらない
専門家に相談して、症状が改善するには多少の時間がかかります。本調子でない状態で無理をしてしまうと、元の木阿弥になりかねません。その時期には、自分が嫌だと感じることは無理にやろうとせず、周りに状態を話して協力を求めましょう。そのためには、(職場編)で述べたように、職場内のコミュニケーションを良好にしていることが大切です。

このような個人の取り組みについて、社内でセミナーを行うことなども、健康経営施策のひとつになります。