経営・診断

計量心理学を経営に活かす

計量心理学という学問をご存じでしょうか。サイコメトリクスとも言うそうです。日本ではなじみのない言葉ですね。私も、先日、セミナーに参加して知りました。セミナー参加の理由は「経営に活かす」の部分に惹かれたからです。

さて、まず、サイコメトリクス(計量心理学)とは何か。質問票を用いた心理測定法のことだそうです。例えば、ストレスチェックなどで並んでいる質問群に解答していく場面がありますね。あの手法には、サイコメトリクスが使われていると考えると、イメージがつかめるかと思います。

では、どのような場面で経営に役に立てるのか。大学での研究事例として、いくつかが紹介されていました。例えば、食事に求める特性(健康によい、簡便に取れるなど)の理想と現実を質問から抽出し、理想とする食事のあり方とのギャップが大きい領域を顧客が求める価値、すなわちビジネスチャンスととらえ、商品開発に応用する、といった事例です。その他にも、店舗改装効果の事前判定や、メニュー変更の効果測定など、すでにさまざまな場面で実績があるようです。

人の心理をマーケティングに活かすことは、なんとなく行われていますが、体系立てた学問として応用が進んでいることに驚きました。実態調査でアンケートを作るケースもありますので、質問項目を考える際には意識してみたいと思います。