経営・診断

昔話法廷:ブレーメンの音楽隊

HNKで、「昔話裁判」という番組を放送していたので観てみました。実に興味深いですね。最後の判決は放送せずに視聴者に考える余地を残すというのも、よいと思います。NHKのホームページを見ると、子供向けの番組のようです。考えさせることを目的としているのかもしれません。しかし、大人が観ても、とても考えさせられます。物事の見方はひとつではないことがよくわかります。いろいろな側面から検証することは重要ですね。

今日は、最新話の「ブレーメンの音楽隊」のお話です。ブレーメンの音楽隊は、子供の頃に本で読んだ記憶があります。人間に捨てられた動物たちが一致協力して自分たちの新生活を切り開いていくお話です。ブレーメンに行って音楽隊に入ろうと考えた動物たちは、途中で泥棒が暮らす家を見つけます。そこで、泥棒を懲らしめるのですが、その後、動物たちはその家がすっかり気に入り仲良く暮らします。

今回の番組では、泥棒の家を不法占拠したロバの裁判なのですが、なぜ動物たちがブレーメンに行くのをやめてしまったのかが取り上げられています。ネタばらしになりますが、実はロバは楽器の演奏ができず、ブレーメンに行ってしまうと、仲間のイヌ、ネコ、ニワトリが音楽隊に入ってしまい、自分だけが、また役立たずとして独りぼっちになるのが怖かったから、という真実が語られます。

自分が必要とされていると感じているかどうかは、企業の中で働く人たちにとっても非常に重要なことなのです。自分に存在価値がある、必要とされていると感じられれば、人はヤル気が出て成果を出すことができます。逆に、自分の存在意義が感じられなければ成果をあげることができないばかりではなく、うつ病などに陥りかねません。経営者の皆様は、ぜひ従業員に声をかけ、「会社にとって必要な人材」であることを伝えてあげてください。それがきっと貴社の利益にもつながります。