経営・診断

事業承継で最も重視するべきこと

中小企業庁のデータによれば、中小企業の経営者の年齢分布で一番多い年齢は年々高齢化しており、2015年の調査では66歳となりました。平均の引退年齢は小規模企業では70歳です。人生100年時代ですので、高齢でも元気に働けれていることは素晴らしいことです。しかし、企業の存続を考えたときには、危ない状況と言えるのではないでしょうか。

その年齢まで経営者として仕事をされているということは、裏を返すと後継者が決まっていない/育っていない状況にあると思われます。元気に仕事ができているうちはともかく、急に体調がわるくなったら、会社の面倒は誰が見てくれるのでしょう。後継者は決めてから育成するのに短くても5年、通常は10年かかると言われています。さらに、もし後継者に何かあってリタイアしたらまたその年月がかかります。まだ40歳代、50歳代の経営者にとっても無関係ではありません。事業承継の準備は早くから検討しておくことが必要です。

では、事業承継を考える際に最も重視すべきことは何だと思いますか。考えなければならないことはたくさんありますが、ひとつだけ上げてみてください。



いかがでしょうか。私は、事業承継において最も重視することは「会社を存続させる」という視点だと考えています。後継者選びも、ノウハウの引き継ぎも、株式などの財産の承継も、全ては「会社を存続させる」にはどうするべきか、を考えることで筋道が見えてきます。あなたの会社の事業承継計画の状況はいかがでしょうか。これから何度かに渡り、事業承継について考えていきたいと思います。ぜひ自社のこととして、一緒に考えてみてください。