経営・診断

フランスの事業承継支援策に学ぶ

日本でも事業承継問題が大きく取り上げられ、税制などのさまざまな支援策が打たれています。本日は、海外の事例として、フランスの事業承継と事業承継支援策についての論文を取り上げたいと思います。2008年に書かれたレポートのようですが、10年前ですが現在の日本よりも先進的な取組みがなされているように感じました。

私も本論文を読んで知ったのですが、フランスには中小企業が241万社あり全企業の97.5%を占めている点、算出する付加価値額では42.2%を占めている点、従業員の解雇を厳しく規制しており雇用の流動性が極めて低い点、など、経済における中小企業の重要性や労働環境など、日本との類似点が多いのですね。ですから、先行するフランスの事業承継支援に学ぶべき、というのが筆者の主張です。数字を交えた本論文の検証は納得性が高く全面的に同意できます。

事業承継支援としては、情報提供→研修サービス→マッチングサービス→個別取引への関与→資金調達支援→税制での支援などプロセス毎に多岐に渡ります。日本以上にシステムとして成立している印象を受けました。日本では、税制面などの優遇措置が報道されがちですが、専門家による情報提供や研修サービス、マッチングサービスにさらに注力する必要があると考えます。中小企業診断士への期待と需要は。今後、今まで以上に大きくなっていくでしょう。専門家としての体系的な知識と見識を持って、中小企業の経営者を支援するように心がけたいと思います。

専門家の方は、一読されることをお勧めします。
フランスの事業承継と事業承継支援策