経営・診断

副業、複業、福業。副業について考える

副業をテーマに少しお話する機会ができましたので、どのようなお話をしようかと考えています。会社側の立場と従業員側の立場によって、考え方の視点は変わってくると思いますが、今回は、従業員の視点から考えてみます。

まず、副業について、どのようなイメージを持っているでしょうか。以前は、収入を目的としたお小遣い稼ぎであり、勤務先には秘密にして行っているというイメージがありました。現在の副業の考え方はだいぶ変わっており、多様な出会いや自立を目的とし、勤務先にもオープンにしたうえで、スキルのシェアにより社会に貢献する、本業にもシナジーをもたらす、と変化しています。そのため、副業2.0という呼び方もあるようです。私自身は、福業と呼ぶようにしています。

従業員として福業をするにあたっては、いくつか留意したいことがあります。一つ目は、先に言った福業にするために、会社ときちんと調整をすることです。勤務先の業務できちんと成果を出すことはもちろんのこと、始める前に人事部門と調整し届出をしておく、周囲には予定や実績を公開する、フィードバックによりシナジーを出せることを示す、などです。二つ目は、自分をコントロールすることです。勤務先でやるべきこと、福業でやるべきことのTO DOを管理して切り替えできるようにすることに加え、忘れがちですが、休息をとる時間を意識的に作って身体を休めてあげることが重要です。モチベーションを維持するために、自分の業務記録をつけることもお勧めしています。

上記は従業員の視点から記載しましたが、会社側にとっても、従業員が社外での経験を活かしてスキルアップし、自社にフィードバックするのであれば、メリットはあるものと考えています。労働人口が減少する中、優秀な人材を確保することはますます大変になります。今後は、福利厚生と並んで、従業員の働き方・生き方を支援する企業が選ばれる時代になるのではないでしょうか。